残置物処分・撤去の費用相場と業者の選び方
「残置物」とはどういったもの?
「残置物」とはその名の通り残された物をさします。一般で使われるより不動産業者さん、解体屋さん、リフォーム屋さん、不用品回収業者などで使われることが多い言葉です。また家族の誰かの物ですと残置物と言われる方もいらっしゃいます。所有権がある人の呼び方だと遺品、家財品、不用品などと呼びます。一軒家、マンション、アパート、店舗、倉庫、オフィスなど場所は様々です。
- 引越しなどで出て行きそのまま置いていかれ残った物
- 不動産の売却が決まり部屋に残っている物
- 親族が亡くなられ住んでいた状態で残った物
- 店舗をやめられ処分しきれずに残った物
残置物撤去(処分)の料金相場
残置物撤去の料金ですが残置物の量や種類や置かれている状況によって変わってきます。
基本の金額は立米(立方メートル)1m×1m×1mで決めることが多いです。1㎥(立米)6000円〜13000円が相場になっています。立米だと普段使われないので分かりづらいですが軽トラック(2.5㎥)2tトラック平ボディー(5~6㎥)となります。軽トラック、2tトラック積み放題の方が分かりやすいかも知れません。
その他にも人件費や養生費用など残置物撤去する現場によって変わってきます。
間取りによっての残置物撤去の相場費用
間取り | 費用 |
1R・1K(3㎥~10㎥) | 3~10万円 |
1LDK・2DK(5㎥~20㎥) | 5~20万円 |
2LDK・3DK(10㎥~30㎥) | 10~30万円 |
3LDK・4DK(15㎥~40㎥) | 15~40万円 |
4LDK・5DK(20㎥~50㎥) | 20~50万円 |
残置物撤去(処分)業者の選ぶ方法
主に残置物の撤去をしている業者というと不用品回収業者か遺品整理業者(特殊清掃含む)になってきます。
残置物撤去(処分)の経験や実績が豊富な業者を選ぶ
あまり経験が少ない業者ですと時間や日にちが予定よりも多くかかってしまったり、大きな物の搬出ができない事態や壁にぶつけてしまうといったトラブルが発生する恐れがあります。業者のホームページなどでブログや過去の実績などを確認いたしましょう。
見積もりがしっかりしている業者を選ぶ
必ず見積書をもらいましょう。見積書をもらわず後で高額な追加料金を請求されるということもあります。見積もり後に金額が変わらないことも確認しましょう。見積もりのわからないことがある場合は質問しましょう。親切に説明してくれる業者を選ぶことがあとあとトラブルを回避することになります。
買取もやっている業者か?
残置物の中の有価物を買取してもらうと残置物撤去の費用から買取金額が引かれ料金が安くなることがあります。買取ができる業者の場合は買取ができるものがないか尋ねてみるといいです。ご自身では売れるものなどないと思われても以外に値段がつくものがあります。
サービスが充実しているか?
「お引越し」や「荷物の移動」など色々なサービスもしてくれる残置物撤去業者もあります。ご自身が利用したいサービスを行なっているかも確認してみると良いです。
認可を受けた業者に依頼する
残置物は産業廃棄物になります。そのため産業廃棄物を運ぶには産業廃棄物収集運搬の許可がある業者に依頼しましょう。
残置物撤去(処分)を安く抑える方法
残置物撤去は物量が多いほど金額も上がっていきます。そこでご自身でできる安く抑える方法を紹介します。
自分で処分できるものは処分する
時間に余裕があればご自身でタンスや収納の中身を整理してゴミの日に出すことができます。燃えるゴミや資源の日は何曜日か確認しておき現地に行った時に出すことやマンションのゴミ捨て場に出すことができます。ですが一度に出せる量というのは決まっていますので確認が必要です。
大きな家具などは粗大ゴミを利用する。粗大ゴミは行政のサービスなので安く処分することができます。ただこちらも決まった日の朝に出さなければならなくスペースがなければ大量には出すことができません。運び出しも一人では難しい物もあります。
家電リサイクル品のテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどは処分方法が異なりますので注意が必要です。
ご自身で何を残して何を処分するのか決めることが大事になってきます。
買取業者を利用する
売れると思うものは買取業者に買い取ってもらうのも一つの方法です。高年式の家電などは買い取ってもらいやすいです。買取自体をやっている残置物撤去業者もいますのでそちらを利用することも撤去費用を抑えられます。
見積もりを複数社からとる
残置物撤去業者によって金額は異なってきます。相見積もりをすることによって安い業者やサービスの良い業者を選択することができます。お時間に余裕があれば複数の業者から見積もりをしてもらいましょう。
『残置物処分・撤去の費用相場と業者の選び方』まとめ
- 「残置物」とは一体なに?
- 残置物撤去(処分)の料金相場
- 残置物撤去(処分)業者の選ぶ方法
- 残置物撤去(処分)を安く抑える方法
といったことをご説明させていただきました。ご自身の状況によって変わってくると思いますのでご選択していただければと思います。
なお不動産業者、リフォーム業者様などからもたくさんご依頼をいただいております。お気軽にご相談いただければと思います。